Ｕターン事故で無罪判決 猛スピード予見できない [ニュース]
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裁判所は男性に注意義務はなかったとして、無罪としています。
問題の事故は２０１０年２月１４日の午前１時５５分ごろ発生しています。
綾川町滝宮付近の国道３２号で、交差点で対向車線側へＵターンをしていた乗用車に対し、対向車線を後ろから進行してきた軽乗用車が追突。軽乗用車を運転していた同町内に在住する２０歳の男性が全身強打で死亡。乗用車を運転していた同町内に在住する２３歳（当時）の男性と、同乗していた１９歳の男性が軽傷を負いました。
事故の捜査を行ってきた高松地検は２０１１年７月、Ｕターン側のクルマを運転していた男性を嫌疑不十分を理由として不起訴処分にしましたが、高松検察審議会が「不起訴の裁定には納得できない」として２０１２年１０月に不起訴不当を議決。
これを受けた検察は再捜査を実施し、自動車運転過失致死罪で略式起訴。２０１３年３月に高松簡裁が罰金５０万円の支払いを命令したが、男性側がこれを不服として裁判の実施を求めていました。
これまでの公判で検察側は「被告が安全確認を怠ったまま、漫然とＵターンを開始したことが事故につながった」と主張していましたが、７日に開かれた判決公判で高松地裁の下津健司裁判長は、追突がわのクルマが事故直前に時速約１２０キロという猛スピードで走行していたことを指摘。
「追突側のクルマが高速度で交差点へ進入してくることは想定できず、衝突に予見性はない」、「高速度で進行してきたクルマを目視できておらず、Ｕターンを控えるべきという注意義務があったとはいえない」と判断。被告に無罪を言い渡しました。
確かに１２０キロで走ってくるとは思いませんよねー。
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