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竹内択 難病 周囲に支えられ 銅メダル 同室の葛西も [スポーツ]

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4番手の葛西選手がメダルを確定させるジャンプで着地バーンに降りてくると
竹内選手は真っ先に駆け寄って抱きつきました。
「みんな調子がいいのはわかっていた。とらせてもらったメダル」。

竹内選手は五輪前になって、血管の難病を発症した可能性が高いことが判明。
体調不良と戦いながら、2番手で1回目を全体の5位、2回目は7位のジャンプで
つなぎました。
「自分の一番良いときのジャンプが出れば金メダルに届いたかなとも思うけれど、
本当に気持ちとしても、体としても精一杯やれた」。
わずかな歯がゆさと達成感が入りまじった表情で振り返りました。

横川朝治ヘッドコーチ(北野建設監督)は、
「1、2番手が勝負を決めるだろうというところでちゃんとしたジャンプが出ました」
と、穴をつくらなかった健闘をねぎらいました。

竹内選手が五輪出場にこぎつける中で日本はチームの結束を高めていきました。

竹内選手は年末年始の欧州遠征から、ひどいせきと高熱で寝込みましたが、
宿舎で同室の葛西選手は別の部屋に移ろうとせず、蜂蜜入りのショウガ湯や
紅茶を作って飲ませてくれました。

葛西選手の調整への影響を竹内選手は心配しましたが、葛西選手はその後の
ワールドカップで史上最年長優勝。竹内選手を奮い立たせました。

41歳の葛西選手は記者会見で
「択の病気を考えると涙が出るようなこともあり、メダルをとらせてあげたかった」。

自身も膝の痛みと戦いながら臨んだ28歳の伊東選手は
「皆が強い気持ちを持って諦めずに力を出し切れた。このメンバーと過ごせたのが
幸せ」
と話しました。

竹内選手は今月初めの出国前まで、白馬ジャンプ競技場で2日間練習しました。
大会がないため整備しておらず、例年は使えない時期。
事情を聴いた施設関係者が整備してくれました。

「白馬は憧れの地。あの台で夢をもらい、夢の舞台に立てる。不思議な気持ちに
なったし、パワーをもらった」。

今期序盤の好調さのまま臨みたかったかもしれません。
でも多くの人に勇気を与えてくれました。

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